色彩は「もう一つの心の言葉」です。 色は私たちの感情や記憶と深くむすびつきながら日々を豊かに彩り、心身に様々な作用を及ぼしています。色を使った表現を通して心を元気にしたり自分らしさを育てたりするアートセラピーを社会に活かしていきたいと思っています。

2025年04月01日

アトリエ20年目を迎えました

3月の卒業、そして4月の進級、入学。
アトリエも区切りを迎えた子どもたちの表情に変化が見られます。

晴れ晴れとした達成感や、新しい環境への期待や不安。
それぞれの春にむけてみんな気持ちの準備をしているようです。

春は大人の私たちも同じように、環境や人間関係の変化に、なにかと心忙しい時期です。

アトリエも20年目を迎えました。あっという間の20年。

たった一人の女の子から始めたアトリエも、今は50名の子どもたちが通ってくれています。

奇跡のような年月。通ってくれた子どもたち、見守ってくださった保護者の皆様に心から感謝いたします。
これからもこの自由なアトリエだからこそできることを考えていきたいと思います。


ライブハウス。新5年生の作品。小さいけれどしっかり作りこまれていて、上質な音楽が流れてきそう。






kimois(キモイズ)と名付けられた作品。「やっと納得のいく作品ができた」と4月から6年生の作者。




いろいろと工夫を重ねて苦労してたよねーー。いい感じでてます。いちごの一つ一つの変化とかすごい!と思う。新5年生。


  


  • 2025年02月01日

    アートセラピーワークショップ再開します

    2023年10月に夫が他界してから一年余りたちました。
    この間、さまざまに私を支え励ましてくださった皆さまに心から感謝いたします。

    アトリエは相変わらず元気いっぱいの子どもたちと一緒に、新しい場所で8年目を迎えています。

    私も2年ぶりに、アートセラピーワークショップの準備ができました。
    これからも自由なアートをつうじて、心から元気になれるような場を作っていきたいと思っています。



    嬉しいことに、少しづつお問合せお申し込みをいただいています。
    ご興味のあるかた、ぜひお気軽にお声掛けください。

      


  • 2022年11月06日

    中高生の「放課後そうさくクラブ」始まりました!

    小学校高学年から中高生向けのアートクラス「放課後そうさくクラブ」始まりました!

    これまでアトリエでのびのび自由な表現を楽しんできた子どもたちも、年齢とともにデッサンへの興味が高まったり、準備や仕上がりに時間をかけた作品を志向したりということが出てきます。

    実はそういうご相談をなんどか受けているのですが、これまでのアトリエでは必ずしも十分な対応ができていませんでした。

    高学年以上の同年代の子が、静かな環境でデッサンなどに取り組むには、ちょっとした別空間も必要です。

    その空間が9月からようやくスタートしました!

    「放課後そうさくクラブ」
    時間は木曜、金曜の夜18:30~。(他の時間も相談可)

    場所はアトリエコスモス。

    主宰者・講師は片倉航。(カタクラ コウ) (イラストレーター、私の次男です)
    この新しい「放課後そうさくクラブ」には、現在小学校5年生と中学一年生の二人の生徒さんが通ってくれています。

    いきなり美術の予備校や専門の塾に通うのではなく、その前によりアートを楽しみながら、デッサンも学び、自身の個性も伸ばしていけるような豊かな時間を体験していただけたらと考えています。
    ぜひ、お気軽に見学体験にいらして、クラスの雰囲気をみてください。
    お待ちしています。 











      


  • 2022年08月31日

    アートセラピーワークショップ、ご一緒にいかがですか?

    秋10月スタートの、(第一、第三日曜日、午前10時から)アートセラピーワークショップを開催します。

    “色はもう一つの心の言葉”と言われています。
    色を使って心と対話を重ねれば、言葉にならなかった自分の思いや希望、これからの人生の可能性など、さまざまな事を感じることができます。
    全12回ですが、都合の良い日や、興味のある回だけの参加も可能です。

    ぜひお気軽にお問合せ、お申し込みください。

    色彩心理の世界はやさしく奥深いものです。ぜひご一緒に体験してみませんか。
    色彩のワークを楽しみながら、そこから感じるさまざまなことをどんどん言葉にして、「今」を生きるエネルギーを高めていきましょう。
     
       (一時間程度の体験説明会を随時開きます。興味のある方はお気軽にお問合せください)





      


  • 2022年07月19日

    先生はコウレイシャ!


    ある日のアトリエ。

    「そんなこと先生に聞いてもわかんないよ、
    だって、コーレーシャだから」


    ん?、コーレーシャ、ああ高齢者ね。
    いや、でも、これって、私のこと??。

    年齢はあまりはっきりと子どもたちには言ってないのですが、
    何気ない会話のなかではっきりと耳にすると、意外とショックを受けました。

    つまり、高齢だという自覚があまりなく、気持ちだけは若いつもり。

    でも確かにそんな年齢になりました。

    3月に私の母が91歳で他界し、認知症の進む父が田舎でひとり頑張っています。
    私にも、年齢ゆえの不調は確実ににじり寄ってきます。

    でも。

    アトリエで多くの色彩に包まれているからか。
    子どもたちが自由に表現する姿を見ているだけで元気になるから不思議です。成長する子どもたちのパワーは本当に凄い。

    “絵画造形”“アート”というカテゴリーの中ではあるけれど、何の制約もなく自由に表現できることの幸せ
    その幸せを私もいただいています。
    こんな時代だからこそ、心からの自由な表現を大事にしていきたいとつくづく思います。               I am old. But I'm still young at heart.



    「隠れた星」



    10センチくらいの小さな作品。



    「休息」 椅子も花も優しい。




    「森」 凛とした佇まい、吸い込まれるような緑。



    もうホントにいくらでも描けちゃう。色鉛筆がどんどん減っていきます。