色彩は「もう一つの心の言葉」です。 色は私たちの感情や記憶と深くむすびつきながら日々を豊かに彩り、心身に様々な作用を及ぼしています。色を使った表現を通して心を元気にしたり自分らしさを育てたりするアートセラピーを社会に活かしていきたいと思っています。

2019年04月04日

スマホ、携帯、iPad、そして子どもたち

4月、新しい年度がスタートしました。5月からは新元号もスタートします。
私もこの時期にいろいろなことを整理して新時代を迎えたいと思います。

昨年2月に新しいスペースに移転してからあっという間の一年がすぎ、もう4月です。昨年度はさまざまなイベントにも参加し、作品展も開催しました。充実していましたが「光陰矢のごとし」という言葉をこれほど噛みしめたことはありません。なんだかすべてが速い!!!

そしてこの一年、アトリエの一番の変化はアートのことではなく、子どもたちのスマホや携帯iPadなどの通信機器がアトリエでも急速に見えるかたちになったことでした。


以前から安全のため子ども携帯を持たせる親御さんはいましたが、アトリエが私の“個人宅”でなくなったせいか、高学年や中学生があたりまえのように携帯を持ってきて、あたりまえのように使うので、子どもたちと通信機器との関係をずっと身近に感じることが増えました。これも“場”の変化だとつくづく感じます。


携帯で何かを調べたり、画面を見ながらキャラクターやロゴを描くのは当たり前、お互いアプリや動画を見せ合いながら、ひとしきり情報交換。その分、会話も増えて、私も学校でのいろんな様子や悩みを聴くようなことが増えました。

以前の自宅でのアトリエは私個人に対して一人の子どもとの、先生と生徒のような関係があり、それが放射状にひろがっている状態でした。
でも今は子どもたち同士の関係も明確にあるし、さまざまな情報が飛び交い、そこに私も含めた放課後教室のようなちょっと社会的な関係のアトリエが作られているように思います。

携帯ねぇ、創作にはいらなくない?・・・と戸惑うこともありましたが、ここは視点を変えて、今の子どもたちの現状を受け入れ前向きに考えていかねばと思うようになりました。

通信環境という背景を抜きには子どもたちのリアルや深い感情も見えてきませんし、何より子どもたちから教えられる時代の様相というのも多々あります。

ユーチューバーにインフルエンサー、ティックトック、ラズベリーパイ・・・・、みんな子どもたちに教えてもらいました。
サカナクションや米津玄師など、今注目のアーティストも「先生、これだよ!聞く?」とすぐにスマホで出てきます。

そのまんまの共有はできなくても、それも含めて「子どもたちらしさ」なのだし、逆に子どもたちの作品のリアリズムももっと良く見えるかもしれません。

でも急に静かになったなあと思ったら、さっきの情報交換はどこへやら、みんな「自分」に集中して作品にとりくんでいたりします。

やっぱりアトリエは自由な作品作りを通して自分を大事にするところ。みんなの創作する姿に安心しつつ、新しい時代に、少しでも楽しく、創作を通してみんなが「自分」を生きるられる場所にしていきたいと思います。




千葉県佐倉市の「DIC川村美術館」。日曜日にいってきました。印象派から近代絵画、アメリカのポップアートまで豊富な常設コレクションと企画展「ジョセフ・コーネル」(6月16日まで)を観ることができます。桜は3分咲きくらいで寒さもあったけど、3万坪の庭園は本当にすばらしい。ちょっと遠いけど、何度でも行きたい美術館です。



  


  • 2019年02月19日

    個性あふれる作品たち、アトリエコスモス展あと7日間

    2日から始まった「アトリエコスモス作品展」も残すところ1週間ほどとなりました。24日(日)休み、27日(水)までです。

    会期も長いので、私もいろんな方をご案内したり、作品の状態を見たり、何度か足を運んでいます。

    子どもたちの作品をじっくり見ていると、あらためてその作品に込められた子どもたちの気持ちや、成長の足跡が見えるようで感慨深いものがあります。どの作品にもその子なりの物語がありますし、選んだテーマのひとつひとつにもちゃんと意味があります。

    色彩心理的にいえば、それは無意識の世界だったりするのかもしれませんが、心は、いろんな世界を行きつもどりつしながら、ある時あるタイミングで色や形を与えられ作品となって表現されるのです。

    どんな小さなことでもそうですが、人に指図されて受け身ですることには少々の抵抗や不安がつきものです。
    でも自分で決めて自分で選びとった能動的な世界は、不安や迷いも生じにくく本当にその人の力になっていきます。

    アートには、その能動性に支えられた自由な世界や人を再生させる力があることを、子どもたちの作品を見ていてあらためて感じています。

    どうぞ好きな作品、気になる作品に会いに来てください。
    見る人の心に働きかける“何か”とおしゃべりをしに来てください。

    お待ちしています。














      


  • 2019年02月16日

    ワークショップ:絵でわかる子どもの心と可能性

    「アトリエコスモス作品展」会期中の22日、金曜日の夜すぺーすはちのこ主催で開かれる「いこっとでお話きこっと」。
    私が講師、案内役をつとめます。

    色彩は「もう一つの心の言葉」といわれています。
    13年間のアトリエの活動のなかで触れた子どもたちの姿や、子どもたちの絵や造形から読みとれる心や体のメッセージを、色彩心理をベースにお話します。

    また、ぬり絵のワークを通して色彩の魅力を体験していただき、色彩を子育てや暮らしに楽しく生かしていただければと思います。
    ぜひお気軽にご参加ください。

    ・日 時:2019年2月22日(金) 午後 6:30~8:30
    ・会 場:オーガニックカフェ「はちのこいこっと」
    三鷹市野崎3-22-16 すぺーすはちのこ1階
    ・参加費:500円 ※参加費とは別に、メニューから一品ご注文ください。

    ✿主催:すぺーすはちのこ
    ※参加を希望される方は事前にご連絡いただけると助かります。
    三鷹市野崎3-22-16 TEL:0422-32-3081 E-mail:hachinokomitaka@gmail.com






      


  • 2019年01月25日

    アトリエコスモス展開催します!!

    1月もあっという間に20日を過ぎました。
    昨年末にひどい風邪をひいてしまい、今年スタートから体調不良でしたが、動けない分ぼーーっと頭を休ませることができたのは幸いでした。
    今年もアトリエを通して新たな可能性を発見し実践していきたいと、いろいろなことを考えていました。

    さて、早いもので来月2月はアトリエを移転して一周年になります。
    まるで何年もここでこうしているかのような気分で、アトリエ空間は私にも子どもたちにも、大人の方にもなじんでくれています。

    そして嬉しいことに来月は、市内の小さなオーガニックカフェ「はちのこ いこっと」さんを会場に、アトリエコスモス展を開催することになりました。今、その準備をすすめています。

    ほんとうに小さなカフェなので、大きな立体作品などは写真のパネルにし、その他の作品といっしょに飾ろうと思います。
    天然木と珪藻土のぬくもりのある空間で、個性あふれる作品をみていただきながら、カフェで一息くつろいでいただけたらと思います。

    会期も2月2日(土)から27日(水)までと長いので、お時間あるかたはぜひお立ち寄りください。
    (時間 11:30~17:00 日・祝定休)







      


  • 2018年11月30日

    今年の作品、日本画です

    今年もあと残すところ一ヶ月となりました。ほんとに早いですね。
    今年2月にアトリエを移転し、自宅から飛び出して専用のスペースとなってから夢中で過ごした十ヶ月でした。

    11月からは群馬県高崎市の渡辺クリニックでのアートセラピーのボランティア(月一回)も始まり、水戸市と伊勢崎市の仲間2人とスタッフとして参加しました。
    心からのアートを楽しみながら生きる力にしていこうという、ハートアートプロジェクトの活動もこうして少しずつ、でも確実に広がっています。https://www.facebook.com/heartartpj/

    私はこういったワークに参加するたび、実際にいろんな人とお会いして体験から学ぶことがどれほど大事で深いものか実感させられます。本から得る知識も大事ですが、アートの世界はやっぱりまず自分が感じるというところがなにより大切だと思います。

    昨日は私が日本画を教えていただいている阿部アヤ先生の個展に出かけました。
    描いたアネモネをごく薄い和紙で覆ってあり、なんともいえないやさしい色彩に魅了されました。

    私も阿部先生に日本画をご指導いただいて10年になりますが、なにしろ日々のアトリエの活動優先なので、筆の遅いこと遅いこと。それでまだやっと10作品を越えたくらいです。
    でも今はアトリエで大人の方の時間帯にちょっと一緒に制作したり、ひとり静かに集中する時間が持てたりしてるので、今年は2作品ができました。

    御岳山でスケッチしたレンゲショウマの花を描いたものと、自然に酸化して濃い色になってしまった銀箔(新聞に包んだまま数年忘れてたもの)の上に描いた丸ナスとししとう。日本画はほんとに奥が深くて描くたびにあたらしい経験をしています。この2作は自分でもとても気にいっています。