アトリエも6月病?

turu

2013年06月19日 11:26

湿度の高い梅雨のうっとおしい天気が続いています。

この時期アトリエでも体調をくずす子どもたちが多く、「学校がイヤ、幼稚園がイヤ」と言う声もよく聞きます。

4月から新しい環境で頑張ってきて、その緊張も切れる頃。
すべてが新しかった4月に比べて自分が好きなことや苦手なことの区別もでてきてストレスもあるのでしょう。
絵もざらざらタッチだったり、鉛筆で大きく校舎だけ描かれていたり、みんなの気持が現れています。

6月は誰にも疲れがでるたいへんな時期です。

体調不良の場合だけでなく、雨風の日は3、4キロ離れた所から自転車で通ってくる小学生は安全を考えてお休み。
小さい子どもたちも車をつかえないお家だと送迎が難しくお休み。
なので、毎年この時期はちょっとさびしいアトリエです。

そんな中、小学校一年生のこちらの女の子もちょっといつもの元気がありません。
そういえば学校の先生がいや、とか給食がいやとか言い始めてたっけ。

最初に「せんせー、出来た!」と言って見せてくれたのは
画用紙の中央に小さく泣いている女の子だけを描いた絵。



描かれているのはみんな自分の分身のようなもの。赤に緊張とあふれる気持が感じられます

まわりになんにも描いてなかったので「泣いてるね、どうしたのかな?」とだけ言ってしばらく見守っていると、
今度はその横に青い人物とまた小さな女の子を描きました。
描いているうちに落ち着いてきたけれど、いまいち元気になれない気持が青に込められているのでしょうか
赤と青、正反対の2色。  気持も揺れ動きます。二つの色は二つの心です。

でもそのあとが良かった。
「キラキラパワーでシンデレラに変身できるよ」とビーズを貼って、赤青2色の人物をつなぎました。
自分なりに頑張りたい気持をはなやかなビーズに込めて。横に描かれた御姫様ではない女の子は現実を生きる自分自身のようです。
「変身」という変化をきっと自分でつかんでいくことでしょう。



ちなみにこちらは学校が楽しくてしかたない、という2年生の女の子の絵。
大好きなパパとママが仲良く手をつないでいるところを描きました。梅雨空も吹き飛ばしそうなエネルギー溢れる絵です。




子どもの絵はほんとにみんな素晴らしい!

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上記のお問合せお申し込みは

アトリエ・コスモス 片倉洋子まで
         color-y@s7.dion.ne.jp
   0422-34-3448

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