桜満開、個性も満開!
4月、ようやく桜も満開になりました。
このあたりは野川や深大寺、それから国際基督教大学のキャンパスなど桜の名所がたくさんあります。私もこれから行ってみたいと思います。
子どもたちは春休み、どのように過ごしているでしょう。
アトリエの写真の整理も進み、新学期には、1年間の成長の記録として親御さんにお渡しできそうです。
この間「こだわる」というテーマで2回作品紹介をしましたが、それは決まったテーマや好きな物への探求心という「こだわり」でした。
今回紹介するのは、そういう決まった何かではないけれど、独自の感性と探求心で、他にはない個性満開の作品です。
4年生になるの男の子の作品です。先週完成したばかり。
ゴーグル部分をおろすと全面カバーできる、おもしろいマスクをつくりました。カラフルで楽しくて強そう!
こちらは同じ子の少し前の作品たち。
彼の場合、「ひたすらに・・・」という言葉が浮かぶくらい、ただただ集中して手を動かし、その過程を存分に楽しんで、何ができるかわからないけどそこがおもしろくてたまらない様子。制作中は2時間でも3時間でも休憩するということがありません。すごいエネルギーです。
それは、私のような大人のちょっと凝り固まった頭には刺激的です。
私は、何かを始めるときには多少計画的に、過程はできれば合理的に、目的にかなった結果もほしい・・・、と思ってしまう。
アタマが固いのに、すぐ疲れる。ああ、お茶、お茶にしようなんて。
子どもたちは、ごまかしのない心で、100パーセントエネルギーを傾けて制作してくれます。計画も目的もない、「今ここ」の心の表現は、大人には真似できない発想でイメージも豊かです。
ほんとにいいなあ。自由で。
こういう作業をたくさんたくさんしておくことで蓄積された経験は、大人になった時にきっと役にたつと思います。
どんな分野であれ、何かを計画し実行しなければならなくなったとき、自分で考え自分で経験したことが多いほど、物事を受け身でなく主体的に考えることができるのではないでしょうか。創作活動はまさに自己の経験そのものです。
極端な言い方かもしれませんが、人は自分で選び納得し自分で経験したことしか力にならないのです。
子どものころの絵画造形の一番の効果といえるのは、色彩を使った多様な表現や造作の経験が、身体にしみこむように感覚的に蓄積される ということだと思います。
その成果は今すぐには見えなくても、大人になってからわかったりするものです。
何かと結果を急ぐ世の中ですが、これからも長~ぃ眼で子どもたちの創作活動を見守っていきたいと思います。
個性満開の写真を見ていて、あらためてそんな気持ちになりました。
このあたりは野川や深大寺、それから国際基督教大学のキャンパスなど桜の名所がたくさんあります。私もこれから行ってみたいと思います。
子どもたちは春休み、どのように過ごしているでしょう。
アトリエの写真の整理も進み、新学期には、1年間の成長の記録として親御さんにお渡しできそうです。
この間「こだわる」というテーマで2回作品紹介をしましたが、それは決まったテーマや好きな物への探求心という「こだわり」でした。
今回紹介するのは、そういう決まった何かではないけれど、独自の感性と探求心で、他にはない個性満開の作品です。
4年生になるの男の子の作品です。先週完成したばかり。
ゴーグル部分をおろすと全面カバーできる、おもしろいマスクをつくりました。カラフルで楽しくて強そう!
こちらは同じ子の少し前の作品たち。
彼の場合、「ひたすらに・・・」という言葉が浮かぶくらい、ただただ集中して手を動かし、その過程を存分に楽しんで、何ができるかわからないけどそこがおもしろくてたまらない様子。制作中は2時間でも3時間でも休憩するということがありません。すごいエネルギーです。
それは、私のような大人のちょっと凝り固まった頭には刺激的です。
私は、何かを始めるときには多少計画的に、過程はできれば合理的に、目的にかなった結果もほしい・・・、と思ってしまう。
アタマが固いのに、すぐ疲れる。ああ、お茶、お茶にしようなんて。
子どもたちは、ごまかしのない心で、100パーセントエネルギーを傾けて制作してくれます。計画も目的もない、「今ここ」の心の表現は、大人には真似できない発想でイメージも豊かです。
ほんとにいいなあ。自由で。
こういう作業をたくさんたくさんしておくことで蓄積された経験は、大人になった時にきっと役にたつと思います。
どんな分野であれ、何かを計画し実行しなければならなくなったとき、自分で考え自分で経験したことが多いほど、物事を受け身でなく主体的に考えることができるのではないでしょうか。創作活動はまさに自己の経験そのものです。
極端な言い方かもしれませんが、人は自分で選び納得し自分で経験したことしか力にならないのです。
子どものころの絵画造形の一番の効果といえるのは、色彩を使った多様な表現や造作の経験が、身体にしみこむように感覚的に蓄積される ということだと思います。
その成果は今すぐには見えなくても、大人になってからわかったりするものです。
何かと結果を急ぐ世の中ですが、これからも長~ぃ眼で子どもたちの創作活動を見守っていきたいと思います。
個性満開の写真を見ていて、あらためてそんな気持ちになりました。
Posted by turu at 10:51│Comments(2)
│アトリエ・コスモス
この記事へのコメント
ひたすらに・・・カッコいい言い方をすれば、今この瞬間を精一杯楽しむって感じですかね?
大人になると、何かを創作しようと思っても、偏ったものしか作れない。
それは自分の経験が大きく関係していて、失敗した経験や見聞きした経験が少ないと貧相な出来映えになってします。
先生の言われると通り、子供の頃の経験が多いほど、豊かな創作が出来るように思えます。
それを見守れる大人でいたいですね。
大人になると、何かを創作しようと思っても、偏ったものしか作れない。
それは自分の経験が大きく関係していて、失敗した経験や見聞きした経験が少ないと貧相な出来映えになってします。
先生の言われると通り、子供の頃の経験が多いほど、豊かな創作が出来るように思えます。
それを見守れる大人でいたいですね。
Posted by furu at 2016年04月04日 00:46
大人になると「今ここ」「今この瞬間」を生きるのがだんだんむずかしくなります。
変えられない過去をひきずったり、まだ見ぬ先を心配したり・・・・。
そうは言ってもfuruさんのいうように、いろんなことに自分の経験が影響しちゃう。
今日は、昨日までの積み重ね。
子どもを見守るとともに、自分のなかの「子どもの気持ち」をわすれないでいたいです。
変えられない過去をひきずったり、まだ見ぬ先を心配したり・・・・。
そうは言ってもfuruさんのいうように、いろんなことに自分の経験が影響しちゃう。
今日は、昨日までの積み重ね。
子どもを見守るとともに、自分のなかの「子どもの気持ち」をわすれないでいたいです。
Posted by turu at 2016年04月04日 11:12