色彩は「もう一つの心の言葉」です。 色は私たちの感情や記憶と深くむすびつきながら日々を豊かに彩り、心身に様々な作用を及ぼしています。色を使った表現を通して心を元気にしたり自分らしさを育てたりするアートセラピーを社会に活かしていきたいと思っています。

女の子、男の子

折り紙のお雛様を作ってみました。
女の子、男の子


これは体と着物を別々の紙で折って組み合わせたもので、やや難しかったのですが、なかなか姿の美しいお雛様になったと思います。
(夫の治療院の玄関に飾らせてもらいます)
折るという作業もそうですが、女の子の幸せを願う「桃の節句」というのは気持がほっとなごみます。


私は女の子を育てた経験がないので雛祭りなどにも縁がなく、男子ふたりの子育てはいつの間にか体力勝負のうちに終わってしまったと言う感じです。
アトリエで子どもたちと接していると、突然これまでの子育てや自分の子ども時代が記憶のスクリーンによみがえることがあります。
成人した息子たちに何を今さらという感じですが、もう少し親として丁寧な時間の作り方や接し方ができなかったのか思うこともしばしばなのです。


男の子と言うのは母親にとっては「異性」なので、愛しいなかにも違和感があるというか、もともとどこか距離があるように思います。
息子たちにも、小さな事故や事件はたくさんあったけど、とにかく自分で生きていける力をつけてほしいと思うだけで、あまり何かを細かく言うこともありませんでした。
まあ、目の前の仕事や家族の問題でせいいっぱいだったというのが正直なところなのですが。

もしこれが女の子だったら、例えば女性として同じ轍は踏ませたくないと思ったり、自分のできなかったことを託そうとしたり、同性のそしりとでもいうか近さゆえの厳しい視線をお互いに持ったりしたかもしれません。我が事として考える距離感がもっと近かったのではないかと思います。

だからアトリエに通ってくれる小さな女の子たちや、そのお母さんたちに接するのは、私にとってはいろんな発見があります。
小さな彼女たちを通してさまざまな感情を味わいながら、自分自身の子ども時代を追体験したり、お母さんたちの気持を想像したりしています。

もちろん同性として純粋にエールを送りたい気持もあります。
そう、女の子頑張れ~!!です。

人生まだ数年という子どもたち。
この子どもたちが大人になったとき、この国の方向性はいったいどうなっているのでしょう。
みんな少しでも生きやすい場所であってほしいけど、そのために何ができるのか考えながら生きていかねば。
少しでもなにかできれば、と思っています。
女の子、男の子




昨日、雪の積もった自宅前道路。都知事選の投票にいきました。



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    この記事へのコメント
    折り紙のお雛様もいいですね。

    うちには長女のお雛様がありますが、飾るスペースと手間を惜しんで最近は飾っていません。
    週末にでも、出して飾ってみようかな~

    小さな子を通して、自分の子供時代をフラッシュバックするのよくわかります。
    歳をとるにつれて、その現象は強くなっているように思います。

    また、逆に自分の親がこんな風に思っていたのかな~って、考えさせられることもあります。

    女の子の活躍が目立つ昨今、男の子も負けずにガンバレ~
    Posted by furu at 2014年02月13日 20:07
    furuさん、温かいコメントありがとうございます。

    若い時は自分のことばかり考えていて、何かを振り返る余裕もありませんでした。

    年齢を重ねていろいろ振り返ったりできるのもいいことだよね。

    お雛様かざってあげてください。
    幸せがやってくるかも。
    Posted by turuturu at 2014年02月15日 12:11
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