色彩は「もう一つの心の言葉」です。 色は私たちの感情や記憶と深くむすびつきながら日々を豊かに彩り、心身に様々な作用を及ぼしています。色を使った表現を通して心を元気にしたり自分らしさを育てたりするアートセラピーを社会に活かしていきたいと思っています。

アートセラピーワークショップ開きました

21日と22日、三鷹市民協働センターでアートセラピーワークショップ「色を楽しみ私の可能性を発見する」を開きました。

2月の気温に逆戻りという寒い中、あわせて3名の方が参加してくださり、人数は少なかったのですがそれだけに深いお話をたくさん聞くことができました。

最初にウォーミングアップで「今日の気分」をハートで描きます。
それから自分の「今」を支えている「これまでの私」のイメージを9枚のカードに描き、それらを並べて一枚の絵のようにしてみます。

10代女子高校生
アートセラピーワークショップ開きました


40代女性
アートセラピーワークショップ開きました


70代女性
アートセラピーワークショップ開きました

絵を見ながらそれぞれの方の人生のさまざまなお話を聞いたあと、「ではこれからの希望、可能性は」という問いに心に浮かぶイメージを自由に描いていただきました。


アートセラピーワークショップ開きました

まだ10代の女子高生。
『人の役にたちたい、人の役にたてる仕事がしたい』
そのためにどんな勉強をしたらいいのか進路はまだこれからだけれど、と語ってくれました。
優しいい色合いに若い感受性と温かさを感じます。
これから可能性いっぱいです。


アートセラピーワークショップ開きました

40代女性
『光輝くなかで海に沈む夕陽』
「こんなふうに、光に輝きながらすべてをやり終えてすーうぅっと消えるように死んでいきたい」という、この絵が「死」のイメージであることに正直驚きました。
けれどこの方のたくさんのお話を聞いていると常に「生と死」が鮮明にうかびあがってくるような感覚がありました。
幼少期からのさまざまな困難な体験は、悩んだり考えたりする間もなくその瞬間瞬間に一気に凝縮され、人生そのものを積み上げてきたかのような強い印象を受けました。
どんな言葉もあてはまらないような人生。
ご本人の言葉を借りれば「全力で生きてきた」だけ。そしてたぶんこれからも全力で生きていく。
だからこその光と海と夕陽のイメージ。
ご自身はこの春から社会福祉を学ぶために大学に入り直したとのこと。人生の新たな一歩が始まろうとしています。この方は先の高校生のお母さん。とても仲のいいふたりでした。


アートセラピーワークショップ開きました

70代女性
『楽しくやりたいことをやり最後は宇宙と一つになる』
抽象表現を中心に精力的にさまざまな活動をされてきた現代アートのアーティストの方です。
人生を俯瞰したかのような表現。静かな魂を感じさせる息づかいに満ちています。

アートセラピーでは色を通して自分と向き合うことで、自分を信頼する力をあらためて感じることができます。

ご参加くださった皆様ありがとうございました。
次回は6月に予定しています。

どうぞまたお気軽にご参加ください。



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