色彩は「もう一つの心の言葉」です。 色は私たちの感情や記憶と深くむすびつきながら日々を豊かに彩り、心身に様々な作用を及ぼしています。色を使った表現を通して心を元気にしたり自分らしさを育てたりするアートセラピーを社会に活かしていきたいと思っています。

今年の作品、日本画です

今年もあと残すところ一ヶ月となりました。ほんとに早いですね。
今年2月にアトリエを移転し、自宅から飛び出して専用のスペースとなってから夢中で過ごした十ヶ月でした。

11月からは群馬県高崎市の渡辺クリニックでのアートセラピーのボランティア(月一回)も始まり、水戸市と伊勢崎市の仲間2人とスタッフとして参加しました。
心からのアートを楽しみながら生きる力にしていこうという、ハートアートプロジェクトの活動もこうして少しずつ、でも確実に広がっています。https://www.facebook.com/heartartpj/

私はこういったワークに参加するたび、実際にいろんな人とお会いして体験から学ぶことがどれほど大事で深いものか実感させられます。本から得る知識も大事ですが、アートの世界はやっぱりまず自分が感じるというところがなにより大切だと思います。

昨日は私が日本画を教えていただいている阿部アヤ先生の個展に出かけました。
描いたアネモネをごく薄い和紙で覆ってあり、なんともいえないやさしい色彩に魅了されました。

私も阿部先生に日本画をご指導いただいて10年になりますが、なにしろ日々のアトリエの活動優先なので、筆の遅いこと遅いこと。それでまだやっと10作品を越えたくらいです。
でも今はアトリエで大人の方の時間帯にちょっと一緒に制作したり、ひとり静かに集中する時間が持てたりしてるので、今年は2作品ができました。

御岳山でスケッチしたレンゲショウマの花を描いたものと、自然に酸化して濃い色になってしまった銀箔(新聞に包んだまま数年忘れてたもの)の上に描いた丸ナスとししとう。日本画はほんとに奥が深くて描くたびにあたらしい経験をしています。この2作は自分でもとても気にいっています。