色彩は「もう一つの心の言葉」です。 色は私たちの感情や記憶と深くむすびつきながら日々を豊かに彩り、心身に様々な作用を及ぼしています。色を使った表現を通して心を元気にしたり自分らしさを育てたりするアートセラピーを社会に活かしていきたいと思っています。

説明するってむずかしい


さて「ハートアート展」が近づきなんだかんだと忙しい毎日です。http://heart-art-project.com/



そんな中、昨日は「元気ひろばおれんじ」で月に一回の大人のアトリエでした。

ここ数回は、おかげさまで4名のかたの参加を得て、教室らしい雰囲気になってきました。
男性の方の参加もあり、ちょっといい意味の緊張感もあります。

男性は女性に比べて「分からないこと」や「あいまいに感じること」が苦手です。、その分論理的に理解しようとされます。

たとえば、なぜこのかたちなのか。
なぜこの影なのか。
色はどのように作るのか、出来るのか。など・・・。


そういえば、あまりそういうふうに考えたことがなく、私などは小さいころから描くのが好きで、それらは体験的に得てきたといえます。
子どもたちとのアトリエも基本は自由なので、あまり具体的な言葉による指導というのもありません。

もちろん、「少し暗い色にしたら重そうにみえるかなあ」とか「うすい色にしたら遠くに行くかも」
みたいなことは相談されれば答えますし、色がうまく作れない時にアドバイスしたりはしたりします。

だから大人のアトリエでまっすぐ質問されると「ええっと・・・、コップの縁が回り込んでいく先に光と影が交錯するところがあって、そこに背後からも光がくるので、実際に一番くらい場所は淵からすこし内側にはいったところにある」なあんて、これでいいのかしらと思いながら試行錯誤しながら説明したりしています。

でも「なるほど」といわれると伝わったのかなとほっとしたり、作業しながらもみなさんおもしろそうに聞いてくださってるので、あれこれおしゃべりもはずみます。

みなさん前向きで自由に取り組んでくださるし、いろいろな大人の会話を楽しみながら過ごしています。私も元気なシニアでありたいと先輩たちから学んでいます。