色彩は「もう一つの心の言葉」です。 色は私たちの感情や記憶と深くむすびつきながら日々を豊かに彩り、心身に様々な作用を及ぼしています。色を使った表現を通して心を元気にしたり自分らしさを育てたりするアートセラピーを社会に活かしていきたいと思っています。

全員集合・作品紹介パート3と夏休みワークショップのお知らせ

全員集合・作品紹介パート3です。

アトリエは自由創作が基本なので、こちらからは課題を与えたり、指示をしたりしないのだけど、高学年になるとリアルを追究する子どもたちがでてきます。


右脳的で気持のままに作り、描くというより、心も成長し形や本質にこだわるという左脳的な働きが伸びて行く時期なのですね。


中学一年生Tくん「自分の手」。乾燥すると硬く重さもある石の粉の粘土を使っています。じっと自分の左手を観察している様子は、自己としっかり向き合っているようでもありました。


この作品を見て4年生のI君が自分も硬い粘土を試してみたいと言うので、何をつくるのかなと思っていたら「急降下する鷲」。

どの角度に鷲を傾けるのか、あれこれためして一番いい角度が見つかりました。
同じ子の作品「銃」。

これも形がリアル。古いイラストの資料を参考にしていました。
以前やはり「銃」の作品をアトリエで預かっていたら、僕も僕もと男子はみんな作りたがって、それだけでは済まず戦闘ごっこが始まってしまいました。
今回は持ってかえってくれたので、アトリエ事情としては実はほっとしてます。

6年生女の子のキャンバスにアクリル絵の具の作品。「青い海と白い帽子」。

参考にした写真は麦わら帽子が青空に舞っているものでした。彼女の個性はそれを海にしたかったのと、帽子は白に赤という配色。赤と白という晴れがましくもはっきりとした配色に、6年生になった自分への期待や緊張が感じられます。


次は実際に使ったり誰かにあげたりといった目的があって作られたもの。
みんなは日々のいろんな関係や自分の気持ををアトリエに持ち込んでは実用的な作品もあれこれ作っています。

6年生女子。かわいいシールでデコレーションした「アクセサリー掛け」。いいね。


4年生女子。耳に掛ける「イヤーアクセサリー」。光る素材ばかりで写真が焦点あわずごめんなさい。


3年生女子。「カレーライスのペン立て」と英会話の先生への「メッセージカード」。マーブリングになってる染め紙も自分でつくりました。



2年生女子。「ミッキーさんののった貯金箱」。ミッキー細かいなあ。


今回女の子の作品ばかりだけど、実際作って遊べる「ボードゲーム」などは男女問わずみんな好きでよく作られています。

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こちらはホームページのお知らせコーナーにも載せましたが
物語をテーマにした2日間の夏休み企画のお知らせです。

7月30日(木)・31日(金)の二日間。いずれも午前9時半~お昼を食べてお散歩タイムをはさんで午後4時半まで。(小学生対象、定員10名  三鷹市芸術文化センター)
二日間をとおしてひとりひとりのオリジナルの絵本をつくります。

●一日目午前は お話キャンプの依田和也先生が物語のいろいろな読み方について、午後はキャラクターワークスジャパンの西岡先生が物語の仕組みとつくりかたをお話してくださいます。

●二日目は私、アトリエコスモスの片倉が色と形のイメージワークと題して、色を自由に使えるようレクチャーとワークショップをします。

そして午後は西岡先生といっしょに、みんなが考えた物語をひとりひとりオリジナルの絵本に仕上げていきます。
夏休みの自由研究にもぴったりのワークショップです。
ぜひご参加ください。



*夏休み特別講座*
読む・考える・つくる
物語がテーマの2日間サマープログラム
Story World(ストーリーワールド)
日時:7月30日(木)・31日(金)9:30~16:30
場所:三鷹市芸術文化センターB1 創作室にて
対象:小学生10名(2日間参加できる方)
参加料:1人2日間で3500円

※TEL/FAX:0422-77-9330 E-mail:info@charaworks.jp 
 申込書をご請求ください。