色彩は「もう一つの心の言葉」です。 色は私たちの感情や記憶と深くむすびつきながら日々を豊かに彩り、心身に様々な作用を及ぼしています。色を使った表現を通して心を元気にしたり自分らしさを育てたりするアートセラピーを社会に活かしていきたいと思っています。

おもしろいのが出来ました!

おもしろいのが出来ました

アトリエの子どもたちはみんな個性的です。

ことし6歳になる幼稚園の年長さんの女の子の作品。
時間をかけて、こんな面白いのができました。

「ガラガラポン」だそうです。なんだかわかりますか?







これです。

ホントはなんと呼ぶのかとネットで調べてみたら、そのものズバリ「抽選器」というのですね。

この女の子は、なにか箱から出てくるというのが大好きで、最初の頃「ミカンの自動販売機」というのをつくり、
そのあとはこんな「ガチャガチャマシン」も作っています。


力作ですしそれだけ時間もかかります。
持って帰るとおうちの人もびっくりです。

こういう何がでてくるかわからない、というワクワク感や期待感を作品にするのは、
自分が楽しいだけでなく、人を楽しませたいというサービス精神に繋がっているように思います。

実際この女の子も、ほんとにいろんなことによく気がつくし、観察力がある。

私が「えっと、ハサミハサミ・・・」なんて言ってるうちに、さっとハサミが差し出されたりするし、他の子が何か探してたりするとすぐ側にいって手伝ったりします。

言葉使いも超大人びていますし、作ってるうちにいろんなものが広げられてどんどん散らかっていくのですが、そっちのエネルギーもかなりなもの。

女の子の場合、身近な家族や家や部屋などが工作のテーマになることがおおいのですが、
こういう商業的イベント的なもので、実際に動かせてそれで遊んでという発想は実にユニークです。
まだ5歳という本人の中のいろんな力が結集している感じがします。

イメージがはっきりしているだけに、それを手伝うのは大変なときもありますが、
「次は何がでてくるのだろう」とワクワク。これからもとても楽しみです。