色彩は「もう一つの心の言葉」です。 色は私たちの感情や記憶と深くむすびつきながら日々を豊かに彩り、心身に様々な作用を及ぼしています。色を使った表現を通して心を元気にしたり自分らしさを育てたりするアートセラピーを社会に活かしていきたいと思っています。

アトリエ新年度スタートです!

アトリエも新年度がスタートしました。
春休みでちょっと間があき学年も上がって何かと変化もあったので、子どもたちもそれぞれ個性に応じたスタートです。

あれもこれも手を出す子。
いつまでも絵や工作の本をながめている子。
以前とは違ってビックリするくらい「やる気モード」を取り戻している子。
おもしろいですみんな。

中にはなぜか全部反対のことを言ったりやったりして手こずらせる子もいたりします。

たとえばある6才の女の子は
私が「こっちの細い筆がいいね」と言うと『やだ、太いの使う』
「それまだ乾いてないよ」には『もう乾いたし』
「きれいなピンクだね」『別にきれいじゃないし』というぐあい。
さらに
わざと絵具を大量にだす、道具を投げる、自分の作品を壊す、破る、と余計なことばかりにエネルギー全開。

別に私のことが嫌いでも反抗しているというわけではないと思うのです。
たぶん「注目されたい」という何か強い自己主張や甘えの欲求なのでは。
それもできるだけ「すぐに注目されたい」。さらに長ーーく注目されたい

こういう時、以前の私ならその子に掛かりきりになってしまい、カリカリしてひたすら疲れたりしていました。
でも今は多少違います。

彼女の「注目されたい」に対して私は「注目しない」。
叱ったり怒ったりもせず、かといって無視もせず、あいずちだけはちゃんと返します。
ふ~ん、そっか、なるほど、ハイハイ。

そうすると熱のはいっていたパフォーマンスも次第にトーンダウンしてきます。
「何を言ってもやっても注目してくれないのだ」ということになり、別のことをちゃんと考えてくれます。

そのうち「先生もいっしょにやってよ」とか「ここだけ手伝って」とか極めて具体的かつ平和モードに。

もちろん私も「いいよーー!」と即答します。

いくら自由だといっても、アトリエは絵画工作の自己表現のスペースです。
だからそのためなら喜んで「すぐに注目」します。ずーーっと注目し続けいくらでも協力を惜しみません!

そんな感じで新年度もよろしく!です。


新2年生女の子「木のチップで作った亀」右が頭、左がしっぽです。




こちらは新1年生女の子「ケーキ」直径は5センチくらい、すごく細かい作業です。




5年生女子「ジャンプするスヌーピー」ふわっと抜けるような軽やかさがいい。



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アートセラピーワークショップ
「色を楽しみ、私の可能性を発見する」

4月21日(日)・10:30~
        ・13:30~
4月22日(月)・10:30~
会場:三鷹市市民協働センター
参加費:2000円(お茶と小さなお菓子つき)
問合せ・申し込み アトリエ・コスモス 片倉洋子
0422-34-3448
color-y@s7.dion.ne.jp