色彩は「もう一つの心の言葉」です。 色は私たちの感情や記憶と深くむすびつきながら日々を豊かに彩り、心身に様々な作用を及ぼしています。色を使った表現を通して心を元気にしたり自分らしさを育てたりするアートセラピーを社会に活かしていきたいと思っています。

形を求める楽しみ

当アトリエは自由制作の場所です。
ですから、課題をあたえたり指図をしたりせず、制作のプロセスを見守り必要なお手伝いをしていくことにしています。

しかし、小学校、中高学年にもなると時には「たまにはちゃんとした絵を描いてきなさい」とお母さんから子どもたちに指令が出ることも。

たしかにアニメのキャラクターばかり描いていたりすると、親としては複雑な思いにもなるだろうなあと思います。
なので、こういう「親御さんの声」が聞こえてきたときには、むしろ好い機会ととらえて「お母さんもそう言ってるしね、観察して描いてみよう」と勧めることにしています。

もちろん「やだあー」と言われればそれまでなのですが。

これは5年生男の子の作品。私の家にあったレモンとお茶のポットです。親御さんからの指令をうけて観察画に取り組みました。


「光は物にまわりこむように届くからね。一番くらいところは一番はしっこじゃないでしょ、よく見てね。」なんて説明したり、ちょっと描いてみせたり。

高学年男子ともなると、論理的に解るということが楽しくなってくる時期でもあります。
「へえ、なるほどね。」とか「先生って、絵も描けるんだね。」などと言われながら、なんとか座ってもらって描かせて・・・。

時間をかけた絵が完成して「センセ、俺、今日おもしろかったわ」なんていわれると、こっちもほっとします。
なにごともタイミング。形をつかむ論理的思考と、色を感じる感覚的センスがうまく出会って良かったな、と思うのです。

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アートセラピーワークショップ
内なるエネルギー・コラージュを楽しむ

7月22日(日
・午前10時半~
・午後1時半~

参加費:2,000円

会場:三鷹市市民協働センター

お問合せ、お申し込み:アトリエ・コスモス
               片倉洋子
0422-34-3448
color-y@s7.dion.ne.jp