色彩は「もう一つの心の言葉」です。 色は私たちの感情や記憶と深くむすびつきながら日々を豊かに彩り、心身に様々な作用を及ぼしています。色を使った表現を通して心を元気にしたり自分らしさを育てたりするアートセラピーを社会に活かしていきたいと思っています。

今日が一番若い日

17日、名古屋に住む友人が来てくれて久しぶりに会って話しました。遠くから初めて三鷹に来てくれたので、最初に調布の「神代植物公園」と武蔵野の古刹「深大寺」へ案内し、
お蕎麦でランチしてから私の家へ。

遠方から誰か訪ねてくれる時はきまってこのコースです。
その風景や歴史、お蕎麦にまずみなさん喜んでくれるので、本当にいい所に住んだとつくづく思います。

開園と同時に入った植物園は人影もまばら。キーンと冷えた曇り空も、11時頃には日が差し雲ひとつない快晴の冬空に。
ふたりで見上げて「高いねー、きれいねー」とおもわず声をあげていました。

限りなく高く、でも淡くはかなげな青。この空にぴったりした色名はなんだろうと調べてみたら、「わすれな草色」(Forget me not Blue)というのがありました。
ロマンチックな感じもする色名ですが、むしろ孤独や希望というイメージが自分たちには合っている感じがします。

彼女は、ご主人を亡くした後、苦労してふたりの娘さんを育て上げ、これから名古屋周辺や自宅でのアートセラピーの活動を本格化していきたいと考えている人。
すごい心配性で、すごい前向きな人です。

女性は40代から50代へと越えていく時期はいろんな意味で大変です。親・家族の変化や、自分の心身の変調にくわえ、人生の後半にさしかかる中で「自分の社会的役割」について思いをめぐらせる人も多いのではないでしょうか。

だからこれから新しいことを始めようという同世代の友人がいることはそれだけで嬉しい。

教育評論家の尾木直樹氏は「何かを始めるのに遅すぎるということはない。なぜなら今日が人生で一番若い日なのだから」と著書の中で書いています。

彼女の名古屋のアトリエも偶然なのですが「アトリエ・コスモス」という名前です。
三鷹と名古屋のアトリエ・コスモス、いい場所にしていきたい。

私たち今日が人生で一番若い日なんだからね。

         
          神代植物園で買った高峰錦というボケの花です。

  


  • Posted by turu at 13:37Comments(2)